感染症などに活かされる免疫療法

免疫療法とは人体に免疫を与えて治療する方法になり、受動的療法と能動的療法に分けられます。

受動的療法は抗体そのものや抗体を含む免疫グロブリンを注射によって与える治療法です。

代表的なものでは、感染症に対する血清療法があります抗体を多く含んだ動物や回復期の患者の抗菌性血清と、抗毒素血清が使用されます。

そのほかにも、免疫不全症にはガンマグロブリン療法が行われます。

一方、能動的療法はワクチンを投与することで、特異的な免疫を体内で生成させるものになります。

身近な例で言うと、予防接種がこれにあたります。

またガンの場合、ガンに対するサイトカインによる治療があります。

これは、サイトカインという物質が免疫にかかわる細胞を活性化させる性質があることを利用しています。

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